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中村翫雀さんが松尾芸能賞優秀賞を受賞

第32回(平成22年度)松尾芸能賞の受賞者10名と1団体が発表され、日本俳優協会会員の歌舞伎俳優・中村翫雀さんに優秀賞が贈られることが決定しました。

松尾芸能賞は故・松尾國三氏が昭和54(1979)年に設立した財団法人松尾芸能振興財団が創設したもので、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、文化・芸能の保存、向上に寄与した人に贈られる賞です。翫雀さんは『曽根崎心中』の徳兵衛や『河庄』の紙屋治兵衛といった家の芸である上方歌舞伎を継承する一方、『仮名手本忠臣蔵』では桃井若狭之助・斧定九郎・寺岡平右衛門を演じ分け、『棒しばり』『茶壷』などの舞踊、『国性爺合戦』の李蹈天、『夏祭浪花鑑』の釣舟三婦など幅広い演目役柄で優れた演技を示し、俳優として充実した活動を示したことが評価されました。
他に歌舞伎の関係者では、文楽大夫の豊竹嶋大夫さんに優秀賞、新派女優の瀬戸摩純さんに新人賞が贈られます。

贈呈式は3月29日(火)午後6時より、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京(旧東京全日空ホテル)で行われる予定です。
※贈呈式は延期になりました。今後の予定は下記松尾芸能振興財団のホームページをご確認ください。

賞の詳細や他の受賞者については、 松尾芸能振興財団のホームページをご覧ください。