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歌舞伎座舞台(株)芝田正利氏に第19回ニッセイ・バックステージ賞が贈られました
11月26日、東京・日生劇場にて、歌舞伎「ツケ打ち」の歌舞伎座舞台(株)芝田正利氏が、舞台監督の金一浩司氏と共に、第19回ニッセイ・バックステージ賞を受賞いたしました。
ニッセイ・バックステージ賞は、「裏方」と呼ばれる舞台技術者の永年の苦労に報いるため、また優れた舞台づくりと才能豊かな人材育成のために、平成7年公益財団法人ニッセイ文化振興財団によって創設され、今年で第19回を数えます。
贈賞式には、日本俳優協会理事の市川左團次も出席し、祝辞の際には実際に舞台上で芝田氏がツケを打ち、ツケのある場合と無い場合の見得の比較を披露。ツケ打ちが歌舞伎の演出にいかに重要かを紹介した後「これからも、どうか貴方の力をもって、私をはじめ多くの歌舞伎役者が、舞台で歌舞伎役者らしく見えるようになんとか力添えをいただきたい」と挨拶。
続いて、芝田氏から、師匠中村藤吉氏との修業の話しや、十七世中村勘三郎との舞台でのエピソードなどが披露され、続いて「これからツケ打ちを目指す若い方は、まずは大道具が一人前になってから。大道具というのはいろんな事を知って初めて一人前、とにかく芝居を良く理解してほしい。」「この賞の事を大道具の仲間に話したら、「それは我々大道具も誇り思わなくてはいけないですね」と言われ無性に嬉しくなりました。彼がそうやって誇りに思ってくれるような立派な賞をいただくのですから、これからが大変です。もっともっと精進して、初心に返って一から勉強し直そうと思っています。」と挨拶。会場の出席者から大きな拍手が贈られました。
ニッセイ・バックステージ賞については、 日生劇場ホームページ、 歌舞伎座舞台ホームページもご覧下さい。続いて、芝田氏から、師匠中村藤吉氏との修業の話しや、十七世中村勘三郎との舞台でのエピソードなどが披露され、続いて「これからツケ打ちを目指す若い方は、まずは大道具が一人前になってから。大道具というのはいろんな事を知って初めて一人前、とにかく芝居を良く理解してほしい。」「この賞の事を大道具の仲間に話したら、「それは我々大道具も誇り思わなくてはいけないですね」と言われ無性に嬉しくなりました。彼がそうやって誇りに思ってくれるような立派な賞をいただくのですから、これからが大変です。もっともっと精進して、初心に返って一から勉強し直そうと思っています。」と挨拶。会場の出席者から大きな拍手が贈られました。
芝田氏(中央)とツケ打ちのお弟子さん(右:大熊史朗氏、左:保科幹氏)
※掲載の写真は歌舞伎座舞台株式会社のご厚意で使わせていただいております