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公文協「西コース 松竹大歌舞伎」製作発表で鴈治郎・扇雀が意気込みを披露


 公文協主催の巡業公演「 西コース 松竹大歌舞伎」(8月31日~9月25日)が上演されます。都内にて製作発表が行われ、中村鴈治郎中村扇雀が公演への意気込みを語りました。

【中村鴈治郎】
 玩辞楼十二曲の『封印切』、父(坂田藤十郎)が得意としておりました『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』という、成駒家に縁ある演目を兄弟二人で上演できることをうれしく思っております。巡業でまわる各地では、いつも歌舞伎を待っている方の気持ちを強く感じます。今回の公演では、上方の濃い歌舞伎のドラマを味わって、堪能していただきたいと思っています。

 私は、いわゆる“封印切れ”でやらせていただきます。初めは偶然にも封印が切れてしまった・・・そこから愕然となって男の見得、愛する人への思いに気持ちが切り替わります。巡業では、劇場によって花道がなかったりと舞台機構に違いがありますが、最後の忠兵衛の引っ込みで、舞台に皆様が注目していただけるようであれば嬉しく思います。


【中村扇雀】
 今回演目を選ぶにあたって、大都市で上演されるような歌舞伎を各地の皆様にご覧いただきたいという願いもあり、父が練りに練って創りあげた『蜘蛛絲梓弦』を初役で勤めさせていただくことにしました。成駒家として、父が創り上げた新しいジャンルの舞踊を私が引き継いでいかなくてはいけないという思いで、今回『蜘蛛絲梓弦』を一から創っていきたいと思います。

 常磐津と長唄は、ともに上方の演奏家の方にお願いしています。スッポンから出てくる演出は劇場によっては難しいと思いますので、スモークを炊くなど仕掛けに工夫を凝らして、より良い舞台を皆様にお見せしたいと思っています。