新春浅草歌舞伎で出演者による恒例の「鏡開き」が行われました
1月2日(水)「 新春浅草歌舞伎」初日恒例の「鏡開き」が行われ、朝早くから詰めかけた大勢の歌舞伎ファンの前で、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村鶴松、中村梅丸、中村歌女之丞、大谷佳三、中村錦之助がご挨拶を申し上げ、お客様に樽酒を振る舞いました。
【尾上松也】
今年は平成最後の浅草歌舞伎、また、私どもに任せていただけるようになりまして5年目ということで、ひとつの節目だと思っております。今年は皆で盛り上げる気持ちをさらに高めあおうということで、若手は第1部、第2部で少なくとも3つの演目に出演し活躍します。
自分が支えられたり、支えあったり、その中で切磋琢磨して、また、錦之助さん、歌女之丞さん、佳三さんのお力添えを得まして、思い切って勤め、平成最後の浅草を最高の形で締めくくりたいなと思っております。
【中村歌昇】
今年も一年が浅草から始まるということで、嬉しく思っておりますし、良い一年にしたいと思います。
私事で恐縮ですが、昨年の暮れに二人目の子供が産まれましたので、父親として誇りに思ってもらえるような役者になりたいと思っています。一所懸命勤めますので、応援のほど宜しくお願いいたします。
【坂東巳之助】
またこの顔触れで、この場に立つことができることを、心から嬉しく思っております。
“平成最後の幕が開く”ということで、この新春浅草歌舞伎をもって2019年を盛り上げていきたいと思います。
【坂東新悟】
お寒い中お集りくださいましてありがとうございます。本当に寒いですね。第1部では激しい立ち廻りもあり、出演者が一人も欠くようのないよう、一か月間無事に勤めるということも一つのテーマとして、その中で若さ溢れるエネルギッシュな舞台をみなさんにお届けしたいと思います。
【中村種之助】
平成最後の浅草歌舞伎、まだまだ若手ではございますが、昨日より今日の精神で、また、本日が初日ですけれど、毎日が初日のつもりで、千穐楽まで駆け抜けたいと思っております。
【中村隼人】
浅草歌舞伎は8回目の出演となります。平成最後ということで寂しい気持ちもありますが、たくさんの思い出のある公演をいい形で締めくくれるように、出演者一同、汗を流しながら、一所懸命勤めてまいります。
【中村橋之助】
私は3年ぶりに、橋之助としては初めて新春浅草歌舞伎に出演させていただきます。平成最後の浅草歌舞伎にお兄さんたちとこうして出させていただけることを嬉しく思います。
【中村鶴松】
浅草歌舞伎は3年ぶりの出演でございます。こうして尊敬する先輩方とともに出させていただくこと、浅草で新春を迎えさせていただくこと、本当にありがたく思っております。必死に頑張ります。
【中村梅丸】
私はこの浅草新春歌舞伎に7年連続で出演させていただいております。今年は4つもの大きなお役を勤めさせていただき緊張しておりますが、大好きな先輩方と一緒に舞台に出られることを楽しみながらひと月頑張りたいと思います。
【中村歌女之丞】
新年あけましておめでとうございます。錦之助さん、佳三さんをはじめ、たくさんの若い方と一緒に舞台を勤めてまいります。ご支援のほどお願いいたします。
【大谷佳三】
皆さますでに、この中の誰かのファンでいらっしゃると思いますが、できれば熱狂的なファンになっていただきとうございます。熱狂的なファンと申しますのは、その人の出演しているお芝居を月に何回も観に来てくださるファンの方々でございます。よろしくお願いいたします。
【中村錦之助】
今年、私は年男です。橋之助くんも年男で…同い年です(笑)。若手に交じってがんばります。このイベントの後は、ご友人の方々やSNSなどでこの公演を拡散していただき、毎日大入りになるように、よろしくお願いします。