名題適任証授与式を行いました
【写真上】歌舞伎座での授与式(左より中村吉二郎・中村梅玉財務理事・市川右左次)
日本俳優協会は、1月16日(木)に歌舞伎座にて、また1月21日(火)に大阪松竹座にて、それぞれ名題適任証授与式を行い、昨年9月の第22回(2019年度)名題資格審査で名題適任と認められた会員3名に名題適任証を授与しました。
歌舞伎座では中村梅玉財務理事から市川右左次と中村吉二郎に適任証が授与され、大阪松竹座では坂田藤十郎会長が休演のため、中村鴈治郎理事が代わって片岡りき彌に適任証が授与されました。
名題資格審査は、歌舞伎俳優が名題俳優(名題役者ともいう)になる資格を得るための審査で、名題試験とも呼ばれています。この試験に合格して「名題適任証」を取得した上で、諸先輩と松竹株式会社、ご贔屓など関係方面のご賛同を得て名題昇進披露を行うと名題俳優となります。
今回の名題資格審査は、昨年9月27日(金)に歌舞伎座稽古場で筆記試験と実技試験が行われ、日本俳優協会役員などで構成された審査員による厳正な審査の結果、上記3名が名題適任と認められ、理事会の承認を経て、このたび適任証が授与されたものです。
※名題と名題下について、詳しいことは こちらのページもご覧ください。
【写真下】大阪松竹座での授与式(左より片岡秀太郎・片岡りき彌・中村鴈治郎理事)