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幸四郎、福助、染五郎、金太郎が鏡開きでご挨拶を行いました~国立劇場 初春歌舞伎公演~

 平成24年1月国立劇場では、国立劇場開場45周年企画「歌舞伎を彩る作者たち」第四弾として、河竹黙阿弥の『通し狂言 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』『奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)』を上演します。3日(火)初日をむかえた国立劇場で、恒例の鏡開きが行われ、松本幸四郎中村福助市川染五郎松本金太郎が出席し、意気込みを語りました。
(上の写真は左より、市川染五郎、松本幸四郎、茂木賢三郎日本芸術文化振興会理事長、中村福助)


ご挨拶には松本金太郎くんも登場!(写真左)

松本幸四郎
 本日は早朝からかように賑々しくお運び下さいましてありがとう存じます。昨年は大変な年でしたが、未だに被災を受けられた方々が苦しんでいらっしゃることを思いますと、心からお見舞い申し上げる次第です。今年、皆様方の温かい心と心が絆で結ばれますように、そして復興に向けて一歩でも二歩でも踏み出せますようお祈りいたしております。そして、今日はとびっきりの『三人吉三』をご覧に入れます。どうぞ最後まで、私達役者のセリフ、動きをお楽しみいただきまして、一時の憂さをお晴らし下さい。

中村福助
 昨年は未曾有の大天災があり、今も苦しんでいらっしゃる方達がいらっしゃること、本当に心からお見舞い申し上げます。歌舞伎を通して皆さんに「癒し」のプレゼントができたら嬉しく思っています。私事ですが、今年福助を襲名して20年目でございます。その門出に国立劇場で、幸四郎のお兄さん、染五郎さん、金太郎さんと、とびっきりの『三人吉三』をご覧にいれたいと思っております。

市川染五郎
 昨年は様々な事がございまして、自分自身いろいろな事を思い直した時期でもありました。今年はみなさんと一緒にたくさん笑える年になりますように祈念いたしております。


 ご挨拶に登場した松本金太郎は「松本金太郎です。明けましておめでとうございます!」と元気いっぱい!7日までは「獅子舞」、27日までの毎日「手ぬぐいまき」、13日~15日は大劇場2階ロビーに「お茶席」(有料)が設けられるお正月の国立劇場で初春のお芝居をお楽しみ下さい。