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【写真上】市川喜猿（右）に名題適任証を授与する坂田藤十郎会長（中央）、中村梅玉財務理事（左）

日本俳優協会は、11月26日(水)に歌舞伎座貴賓室にて名題適任証授与式を行い、第20回名題資格審査で名題適任と認められた会員に名題適任証を授与しました。

名題資格審査は、歌舞伎俳優が名題俳優（名題役者ともいう）になる資格を得るための審査で、名題試験とも呼ばれます。この試験に合格して「名題適任証」を取得した上で、諸先輩やご贔屓、松竹株式会社など関係方面の賛同を得て、名題昇進披露を行った俳優が名題俳優となります。
今回の名題資格審査は、８月26日(火)に歌舞伎座（東京会場）とホテル・ニューオータニ大阪（大阪会場）で筆記試験、９月27日(土)に歌舞伎座で実技試験が行われました。日本俳優協会役員などで構成された審査員による厳正な審査の結果、下記の22名（五十音順、敬称略）が名題適任と認められました。

　市川喜猿
　市川升一
　大谷廣太郎
　大谷廣松
　尾上右近
　尾上音之助
　尾上松五郎
　尾上みどり
　片岡たか志
　上村純弥
　中村いてう
　中村歌昇
　中村京三郎
　中村扇一朗
　中村種之助
　中村蝶八郎
　中村東志二郎
　中村隼人
　中村春之助
　中村米吉
　坂東竹朗
　坂東玉朗

※中村いてうは授与式を欠席、後日改めて適任証が授与されます。
※名題と名題下について、詳しいことは こちらのページもご覧ください。