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【尾上松也】
　4年目を迎え、新たな気持ちで挑みたいと思っています。昨年に比べ人数も増え、一層華やかに新春浅草歌舞伎を開くことができ、とても嬉しく思っています。
昼の部の綱豊卿は、仁左衛門のお兄様に、夜の部の濡髪は、吉右衛門のお兄様に教えていただきました。諸先輩方に教えていただいたことを、しっかりと出し切りまして、精一杯勤めたいと思います。

【中村歌昇】
　3年ぶりに帰って来れたことをすごく嬉しく思います。その三年間、このメンバーたちが浅草歌舞伎の基礎を築いてくれたので、それに乗りながら、そして皆に負けないように精進したいと思います。
『引窓』の南方十次兵衛はとても難しいお役ですが、吉右衛門のお兄様に教えていただき挑戦したいと思います。

【坂東巳之助】
　浅草の鏡開きは本当に寒いです。特に昨年は、人数も少なくすきま風も強かったのですが、今年はこれだけ“男密度”が上がりましたので、随分と暖かく感じます。
この暖かいメンバーと一緒に、浅草の街を盛り上げ、そして浅草の街に盛り上げてもらって、熱い熱い公演にできるよう頑張って参ります

【坂東新悟】
　浅草歌舞伎は出演者も、お客様も若い方の多い公演でございます。あまり歌舞伎を観たことのない方にも、歌舞伎の演目の幅の広さを知っていただいて、また、「貴方たちを子どもの頃から知っているわ」というお客様には、私どもの成長を見守っていただいて、あわせて浅草の街を楽しんでいただけたらと思います。

【中村種之助】
　まだまだ若手で、まだまだつたない芸だと思いますが、やれるだけの稽古をして、できるだけのお稽古をしていただきました。この初日を迎えられることを、本当にワクワクして年を越しました。このワクワクが、お客様にも伝わって、帰るときには「来て良かったな」と思っていただけるような公演にしたいと思っています。

【中村米吉】
　2年ぶりに浅草に戻って参りました。本当に楽しみです。また、『元禄忠臣蔵』のお喜世、『引窓』のお早という、大きな二つの役を勤めさせていただくにあたり、どうしようかという気持ちではありますが、一所懸命教えていただいたことを反芻しながら、毎日を勤めていくようにしたいと思います。

【中村隼人】
　新春浅草歌舞伎は7年連続、7回目の出演となります。今年は『ワンピース』や『NARUTO -ナルト-』など新作の歌舞伎公演に出演する予定が多いのですが、その1年を、こうして浅草で、古典を勉強できるのはありがたいスタートだと思います。
第一部『義経千本桜』の忠信は、人生初の荒事です。松緑のお兄さんに手取り足取り教えていただいた通りに勤めさせていただきます。

【中村歌女之丞】
　昨年に引き続いて2年続けての出演でございます。今年も、錦之助さん、そして若手の皆さんと一緒に、熱い舞台を勤めたと思います。ご支援、ご声援のほどお願いいたします。

【中村梅丸】
　私は6年連続で、この新春浅草歌舞伎で、1年の最初の舞台に建たせていただきます。今年も静御前など大きなお役をいただきまして、3役勤めさせていただきますが、全て初役です。25日間しかありませんので、毎日成長していけるように、充実した一月にしたいと思っています。

【中村錦之助】
　今日から初日が開きます。ここに来ている方は皆さんチケットを持っていますか？観て素晴らしかったら、「浅草歌舞伎、よかった、面白かった」と、つぶやいて広げてください。千穐楽まで大入り満員、札止めになるように頑張ります。