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十代目松本幸四郎が「祝幕」をお披露目!~歌舞伎座 二月大歌舞伎
2月、2ヶ月目となる松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎、松本金太郎改め八代目市川染五郎襲名披露「 二月大歌舞伎」が1日より歌舞伎座で開幕します。
公演初日にお目見得する、襲名披露興行を彩る特別な引幕「祝幕(いわいまく)」に、世界のアートシーンで活躍中の草間彌生氏のデザインが用いられることが決まり、十代目松本幸四郎が出席し「祝幕」デザインのお披露目会見が行われました。
【松本幸四郎】
以前から草間彌生先生の作品が大好きで、洗練された美しさの中に、歌舞伎と共通するものがあるのではないかと感じておりました。先生にお手紙を出し、「襲名披露興行に先生の作品をかけさせていただくことで、それをエネルギーに、一生に一度の大きな興行を勤めきりたい」とお願いをしましたところ、快く引き受けていただきました。
先生のなかに今までなかった新しい作品だということを感じ、高麗屋の襲名興行の“おもてなし”として、最初に皆様が客席に入られた時にお出迎えする作品として素晴らしいのではないかと感じています。
多くのお客様にお越しいただき、幸四郎のサインをする機会もありますが、未だに七代目(市川染五郎)と書きそうになります。なかなか「幸四郎です」と自分の口からは言いだしにくい感じですが、ただ染五郎と名のる息子がいますので、それぞれが現在の名前を実感しているところです。
『一條大蔵譚』と『熊谷陣屋』という大きな作品を一度に上演するのは大変なことですが、一生に一度しかない、これ以上はない興行でございますので、「襲名披露興行は大変だったな」とのちのち思うことができるように、精一杯勤めたいと思っております。
以前から草間彌生先生の作品が大好きで、洗練された美しさの中に、歌舞伎と共通するものがあるのではないかと感じておりました。先生にお手紙を出し、「襲名披露興行に先生の作品をかけさせていただくことで、それをエネルギーに、一生に一度の大きな興行を勤めきりたい」とお願いをしましたところ、快く引き受けていただきました。
先生のなかに今までなかった新しい作品だということを感じ、高麗屋の襲名興行の“おもてなし”として、最初に皆様が客席に入られた時にお出迎えする作品として素晴らしいのではないかと感じています。
多くのお客様にお越しいただき、幸四郎のサインをする機会もありますが、未だに七代目(市川染五郎)と書きそうになります。なかなか「幸四郎です」と自分の口からは言いだしにくい感じですが、ただ染五郎と名のる息子がいますので、それぞれが現在の名前を実感しているところです。
『一條大蔵譚』と『熊谷陣屋』という大きな作品を一度に上演するのは大変なことですが、一生に一度しかない、これ以上はない興行でございますので、「襲名披露興行は大変だったな」とのちのち思うことができるように、精一杯勤めたいと思っております。
3点の作品からなる「祝幕」は、草間氏が2009年から精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」の中から2017年に制作された3点を並べてのデザインされたもの。今回のような絵画のみがプリントされた幕(布)のデザインは、草間氏の作品としては、ミュージアムグッズ以外では初めてで、「祝幕」のような大きな幕になるのも、世界で初めての事となります。
草間彌生氏からは「この度の襲名の素晴らしさに世界中の人々が心を打たれております。これからのあなたに人生のすべてを開拓してゆく事を心からお祝い致します。」とコメントが寄せられました。