結 妹背山婦女庭訓 波模様

大島真寿美/著 文藝春秋
四六判 本文320p
2021年8月4日発行 定価¥1,870(税込)

直木賞受賞第一作
受賞作『渦』の熱気再び!
人形浄瑠璃に魅せられた人々の、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説

史上初の直木賞&高校生直木賞をW受賞した『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』から2年。直木賞受賞第一作にして、『渦』の待望の続編がついに刊行。

江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。
近頃は歌舞伎芝居に押され、往時の勢いはないものの、「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」
人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。