清元小志寿太夫さんご逝去

2022.05.11 発表・会見

清元節太夫の清元小志寿太夫(きよもと・こしずだゆう、本名:柿澤左右吉=かきざわ・そうきち)さんが、令和4年5月9日(月)午前5時25分に多臓器不全のためご逝去されました。享年88歳。通夜・告別式は家族葬にて執り行われます。喪主は長男・清元志寿雄太夫氏。

【略歴】
昭和8年9月18日生まれ。清元志寿太夫、清元延香夫妻の三男。25年東京劇場の『鳥羽絵』で三味線方として初舞台。翌年清元左右吉を名乗る。29年9月初代小志寿太夫となり浄瑠璃(語り)に転向。42年5月歌舞伎座『須磨の写し絵』でタテを語る。江戸浄瑠璃の清元節の太夫として歌舞伎座はじめ歌舞伎海外公演の舞台でも活躍した。六世歌右衛門の『隅田川』で父・志寿太夫のワキ語りとして美声を聴かせた。
昭和58年芸術祭優秀賞受賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。